2012年8月アーカイブ

全国介護歯科協会の前田です。

 

さて、今回は訪問ではなく外来について書きます。

昨年より「インプラントの安全性」について、NHKをはじめとしたTVや雑誌などのメディアで

取り上げられています。

結果として、インプラント治療を手控える患者さんも増え、

インプラント患者さんが減ったという医院がたくさんある(インプラントショック)

ということを色々な方面からお聞きします。

 

一方で、インプラントが今年にかけて相当数増えているところもあります。

(院長先生曰く、「インプラントバブルが来ています」とのこと)

 

一方では、インプラント患者が減って、もう一方ではインプラント患者が増えている、

この現状は、まさしく二極化といっていいでしょう。

 

患者さんの心理を考えてみると、

インプラントは100%安全ではない → インプラントはやめておこう

   ↓

それでもインプラントをしたい

   ↓

インプラントを価格第一で考えるのは危険だ

   ↓

インプラントを安全第一でできそうなところを探そう

 

という発想になるのも分かります。

「多少高かったとしても、しっかりと安全対策を行っている誠実な医院」を探しているのでしょう。

結果として、大学病院や、それに準ずるような設備や体制のもとでインプラントをしている歯科医院では

インプラント患者さんが増え、CT撮影もしていない歯科医院ではインプラント患者さんが減っているのは、

ごくごく当たり前ともいえます。

 

今、訪問歯科でも多くの歯科医院が参入されており、今後ますます増えてくるものと思われます。

それは歓迎すべきことなのですが、いずれどこかで訪問歯科(または訪問医療)によるトラブルが

取り沙汰されるときがくるでしょう。

そして、そのときに選別される訪問歯科とは、利益重視でしている訪問歯科ではなく、

しっかりと時間をかけ、安全対策にも配慮した訪問歯科であると思います。

 

まだまだ訪問事業全体が成長している今だからこそ、皆様がそうした真っ当な訪問歯科を展開

されていくことを強く願っております。