全国介護歯科協会の前田です。
4月に入り、新入社員も入社する時期となりました。
この時期に会社に電話をすると、おぼつかなくも初々しい電話対応をされ、
(この人は新卒なんだろうだなぁ)と分かるものです。
今回は、訪問歯科には関係ありませんが、
「仕事の早い・遅い」について書こうと思います。
当然、ビジネス社会に生きる以上、仕事が早い人になりたいと思います。
しかし、どうしても人によって仕事のスピードは異なってきます。
なぜ仕事のスピードが変わってくるか。
もちろん、単純なスキルの問題もあります。
キーボードをうつスピードもあれば、調べ物を探すスピード、文章を書くスピード等々。
しかし、それは向上心と経験があれば埋まるスピードと思います。
それ以上に、人によって変わるスピード、それは、仕事の着手スピードです。
ある仕事を請け負ってからそれを着手するまでのスピードのことです。
大きな仕事や、複雑な仕事になればなるほど、どうしても敬遠しがちですが、
そこで着手スピードが遅くなればなるほど、どんどん仕事にかかる時間が長くなります。
今の従業員を見ていても、かつての職場の人たちを見ていても、
「仕事の早い人」は、間違いなく、着手スピードが早い人たちです。
経営者であれば、決断スピードも加わってくることでしょう。
私も常に即時処理を心がけています。
(もちろんまだまだ出来ていないこともありますが)
質より量と言っている訳ではありません。
むしろ、スピードが高まると、仕事量を多くこなすことができ、
結果として仕事の質が高まります。
量が質に転換するのです。
新卒の方への応援メッセージとしては、
まずは質を考えてじっくりと仕事をするのではなく、
数多くの仕事をこなすこと。着手スピードを高めること。
それが、3年後に皆さんにとっての大いなる財産となっていることと思います。
がんばってください!