mahiro: 2013年4月アーカイブ

仕事が早い人、遅い人

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全国介護歯科協会の前田です。

 

4月に入り、新入社員も入社する時期となりました。

この時期に会社に電話をすると、おぼつかなくも初々しい電話対応をされ、

(この人は新卒なんだろうだなぁ)と分かるものです。

 

今回は、訪問歯科には関係ありませんが、

「仕事の早い・遅い」について書こうと思います。

 

当然、ビジネス社会に生きる以上、仕事が早い人になりたいと思います。

しかし、どうしても人によって仕事のスピードは異なってきます。

 

なぜ仕事のスピードが変わってくるか。

 

もちろん、単純なスキルの問題もあります。

キーボードをうつスピードもあれば、調べ物を探すスピード、文章を書くスピード等々。

 

しかし、それは向上心と経験があれば埋まるスピードと思います。

 

それ以上に、人によって変わるスピード、それは、仕事の着手スピードです。

ある仕事を請け負ってからそれを着手するまでのスピードのことです。

大きな仕事や、複雑な仕事になればなるほど、どうしても敬遠しがちですが、

そこで着手スピードが遅くなればなるほど、どんどん仕事にかかる時間が長くなります。

 

今の従業員を見ていても、かつての職場の人たちを見ていても、

「仕事の早い人」は、間違いなく、着手スピードが早い人たちです。

経営者であれば、決断スピードも加わってくることでしょう。

 

私も常に即時処理を心がけています。

(もちろんまだまだ出来ていないこともありますが)

 

質より量と言っている訳ではありません。

むしろ、スピードが高まると、仕事量を多くこなすことができ、

結果として仕事の質が高まります。

量が質に転換するのです。

 

新卒の方への応援メッセージとしては、

まずは質を考えてじっくりと仕事をするのではなく、

数多くの仕事をこなすこと。着手スピードを高めること。

それが、3年後に皆さんにとっての大いなる財産となっていることと思います。

がんばってください!

 

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治療終了後の口腔ケア移行率

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全国介護歯科協会の永山です。

先日、訪問歯科の現場見学に同行してきました。

話の経緯としては、治療終了後の口腔ケアへの移行がうまくいかないという相談をいただき、
の原因として初診でのアナウンスがうまくいっていないのではないか?
ということで、口腔ケア移行率9割を超える医院さんの新患対応および実際の口腔ケアの現場を
見学させてもらうことになりました。

見学後、感想をお聞きしたところ下記のような問題点が見えてきたそうです。

・初診で口腔ケアの重要性を説明していなかった
・口腔ケアの内容に自信がないので強く勧められなかった
・歯がない、もしくは歯が少ない方への口腔ケアの必要性を感じていなかった
・治療に集中することで機械的な対応になりがちだった
・ご本人さん、ご家族さんとのコミュニケーションが必要最低限しかできていない

思い当たる先生も多いのではないでしょうか?

また、見学先の医院さんからも気を付けているポイントをお聞きしました。

・初診の際に口腔ケアの説明をしっかり行う
・治療と一緒に必ず口腔ケアをする
家族さんやケアマネさんが立ち会っているときは、口腔ケアをどのようにしているか実際に見てもらう
ご本人さんご家族さんとお話しをする際は、定期的な口腔ケアは当たり前という感覚で対応する
・治療終了が近づくのと同時に、口腔ケアの時間を少しずつ長くしてケア移行への自然な流れを作る

Dr.だけでなく、DHもこういったことを意識することで、
口腔ケアへの移行率は確実にアップさせることが可能かと思います。

ただ、今回私も見学に同行して一番強く感じたことは

『ご本人さん、ご家族さんとの信頼関係を築くこと』

が全ての基盤になるということです。
実際、今回の見学先医院さんも打ち解けるスキルがずば抜けていました。

れは当たり前のことですが、だからこそ本当に難しいことだと思います。

訪問歯科診療が治療や口腔ケアだけでなく、ご本人さん、ご家族さんとの
コミュニケーションも含まれるということを再認識できました。


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