最期の晩餐

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全国介護歯科協会の永山です。


「最期の晩餐をさせてあげたいという理由で
訪問歯科を依頼する家族が少なくない」と
理事長から聞きました。


余命が長くないとわかったとき、家族の方が
「最期くらい美味しいものを味わって食べて欲しい」と
きちんと本人が噛める新しい義歯を新調するそうです。


ある方は、きざみ食しか食べることが出来なかったのが
入れ歯が完成して、大好物のお寿司を周りが驚くほど
バクバク食べることができたそうです。
その1週間後にお亡くなりになられたそうですが、そのときも
ご家族の方から改めてお礼の電話があったそうです。


訪問歯科を通じて、こういった最期のお手伝いができること
ご本人、ご家族に喜んでいただけることは、歯科医師として
本当に嬉しくやりがいのあることだ、と理事長がおしゃっていました。

私も微力ながら、よりよい訪問歯科を広めることで
最期の晩餐を楽しめる方が増えるお手伝いが
できればと思っております。



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