介護施設の種類について① 【通所型】

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全国介護歯科協会の永山です。

今回は「介護施設の種類」について書きたいと思います。

訪問歯科スタートアップ勉強会でもよくお話する内容なのですが、
ご存じない先生がほとんどです。

デイサービス、グループホーム、ケアハウス、特養、老健 etc...

『 聞いたことはあるが、一体どういった施設なのかわからない 』
という方は多いのではないでしょうか?


まず、施設の種類は大きくふたつのカテゴリーに分かれます。

『通所型』 と 『入所型』 です。

『通所型』はその名の通り、通って利用する施設のことで、

ポイントとして
・ 他の施設に比べ、比較的お元気な方が多い
・ 基本的に寝泊りはできない
・ 通所型施設では訪問歯科は成り立たない
※訪問歯科は対象者が寝泊りしている場所でしか成り立ちません
ことが挙げられます。

主な種類としては「デイサービス」や「デイケア」といったものがあります。

【デイサービス】
・ 朝10時くらいから夕方16時くらいまで利用者を預かる。
※ 家族負担の軽減
・ 基本的に行きも帰りも車で送迎。
・ 午前中に入浴、お昼ご飯を食べて、午後はレクリエーションをする。

【デイケア】
・ デイサービスと時間や送迎などほぼ同じ仕組みだが、
目的がリハビリ(身体機能の維持や回復)である点が違う。
※ レクリエーションの代わりにリハビリを行うイメージ

どちらも月・水・金や火・木・土といった形で、ケアプランに
基づいて利用されているケースが多いようです。

前述したとおり、通所施設内で訪問歯科を行うことはできませんが、
休みの日や施設から帰ってから自宅にて診療することは可能です。

まれに通所型施設から診療に来てくれないか、という問い合わせが
あるようですが、その際にはきちんと説明できるようにしておきましょう。


次回は、『入所型施設』についてお話したいと思います。


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