こんにちは。
全国介護歯科協会の前田です。
歯科医院マーケティングのための院長のバランス感覚について書こうと思います。
マーケティングというと大きな括りになりますが、誤解を恐れずに平たく言うと、
「いかに自分を良く見せて顧客を惹きつけるか?」
に集約されるところが多分にあると思います。
それは、歯科医院だけではなく多くの企業にとっても同様。
ホームページやチラシ、TVコマーシャルなどのメディアはもちろん、
建物などの外観面や接客においても、直接的・間接的に「いかに顧客に良く見せるか?」を意識しているのがお分かりいただけるでしょう。
できれば経営のことは考えずに目の前の困っている患者の治療のことだけを考えたい。
そうした姿勢が結果的に口コミとなり、医院が繁栄できればいいじゃないか。
この気持ち、とてもよく分かる気がします。
しかし、この「いかに自院を良く見せるか?」のための努力もどうしても必要です。
院長(経営者)のバランスとして、
「治療に向き合う努力」と「自院を良く見せる努力」を比率で表すと・・・
治療に向き合う努力:自院を良く見せる努力=10:0の先生のところは、残念ながら私は流行っているのを見かけたことはありません。
逆に、治療に向き合う努力:自院を良く見せる努力=1:9くらいの、ほぼ自院を良く見せる努力だけに向いている院長のところは・・・流行っていないかというと、流行っているのですね。これも残念ながらですが。
日々診療をされている、多くの院長先生方にとっての比率は、治療に向き合う努力に8割から9割の力を向けているかと思います。
しかし、多くの院長先生を見てきた中での理想的なバランスは、治療に向き合う努力:自院を良く見せる努力=7:3くらいです。
毎日考えることは大変だと思いますので、週に一度、もしくは月に一度でも良いので、自院を良く見せるために振り返ってみることは必要だと思います。
それが結果的に、地域のまだ見ぬ多くの患者さんを助けることに繋がります。
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