全国介護歯科協会 副代表の永山です。
先日、介護付有料老人ホームで協力体制に関する
打ち合わせを行ってきました。
その施設には協力医療機関として別の歯科がいるのですが、
治療の必要が発生したときだけ依頼するという関係だそうで
年に1~2回の検診、定期的な口腔ケア、スタッフへの勉強会を
行って欲しいとの相談でした。
施設長のほかに、看護師長の方も同席していて、その方も
「口腔の大切さはみな理解しているんですが、実際にどうやって
予防したりケアしていけばよいのかがわからない」
とおっしゃっていました。
サ高住や有料老人ホームは、自立の方から介護度が重い方まで
さまざまな方が入居されているケースがほとんどです。
その中でも、ご自分でケアができない入居者に対して施設側が
効果的な口腔ケアを行えるかどうかは重要な課題と言えます。
こういった部分も含め、最低限の往診的対応でなく、施設と連携して
より関係を強固にすることが求められてきています。
サ高住や有料老人ホームは、まだまだキックバックで繋がっている所が
多い現状ですが、紹介料が問題視されてから本質的な部分で連携歯科を
選び直す施設も増えてきています。
近隣のサ高住、有料老人ホームに一度訪問歯科の状況を聞きに
伺ってもよいのかもしれません。
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