歯科経営全般: 2020年6月アーカイブ

自分の知りたい情報、例えそれが専門的な内容であったとしても、

書籍やネット検索でかなりの情報精度で入手することができるようになりました。

 

かつては、情報発信者は一部のメディアや著名人などに限られていたものが、

一個人でも発信できるようになったこと、

文字テキストのコンテンツから音声や映像コンテンツにまで幅が広がったことで、

とんでもない量のデータが世界で日々生み出されているのです。

 

少し調べてみると...

2020年の全世界のデータ量は、44ZB(ゼタバイト)!

 

ゼタバイト!?

ん?ピンとこない!?ギガやテラは聞いたことはあるけど...

 

そうです。

テラ1000倍がペタ。

ペタ1000倍がエクサ。

エクサ1000倍がゼタ!つまりギガの1兆倍!

 

また、もの凄いデータ量だけでなく、そのデータの増加量も加速的で、

2013年は4.4ZB202044ZBですから、7年で10倍もの増加をしている訳です。

 

本当にビックリしませんか...10年ひと昔どころの騒ぎではありませんね。。。

 

さて、話を戻します。

そんななかで、私たちはビジネスにおいて有益な情報を探そうとしますね。

 

歯科医院経営において、例えば、院長先生が訪問歯科をはじめたいとします。

その時に、ネット検索すると、たくさん情報が出てきます。

大して役に立たない情報から、とても有益な情報まで。

 

でも、やっぱりどうしたらいいか分からない...

と言うことで、私たちのもとにご相談やご質問があるのです。

 

ヒントが載っているサイトはいくつもあるのに、

『どれが(自分にとって)正しいのか?』が分からないので

専門家(と思われる人)に相談される訳です。

 

何が言いたいかと言うと、

有益な情報とは、その情報のクオリティだけではなく、

「信頼できる人」が発信してこそ、有益な情報となりうる

ということ。

 

幸いにも、今私たちが無料で利用できる発信媒体は目の前に

たくさんある時代となりました。

 

良い治療をしてそれが口コミで地域で評判を呼んで、

患者が患者を連れてくる。

そうした時代は終わりを迎えつつあります。

 

まずは、自分が「頼れる専門家であること」。

そして、そんな専門家が「有益な情報を数多く提供していること」。

それらを発信していく時代であると感じています。

 

とはいえ、私も最近まで院長先生伝いでの口コミ紹介に

胡坐をかいていた側で、反省している次第です...(^^;)

 

ご縁があってこの文章を読まれている皆さんに

少しでも有益な情報だったなあと思ってもらえるように

これからも書いていきますのでひき続きよろしくお願い致します。

自費(保険外)診療などの高額治療を説明する場合に、多くの先生方が気をつけられている「押し売りにならない説明方法」。

 

一消費者としても感じる(押し売りされているなぁ...)という、あの嫌な感じは医院で出したくないのは当然の気持ちだと思います。

 

かといって、「保険治療でも十分ですよ」というのは、自分や家族が歯科治療する時には自費治療を選択する方が圧倒的に多いことを考えれば、それも患者さんのためを思って言っている言葉ではないと気づくはずです。

 

押し売りに感じるかどうか。

 

いくつもポイントがありますが、そのうちの効果的な方法の一つとして「質問する」があります。

 

例えば、金属アレルギーについてや二次カリエスについて、聞かれてもいないのにいきなり説明するよりも、

「〇〇さん、金属アレルギーについてお聞きになったことはありますか?」

とか

「〇〇さん、二次カリエスと言う言葉はご存知ですか?」

と質問をしてそれに答えてもらい、そこからまた説明をする、

といった流れで、「売り込み」ではなく「教える」というコミュニケーションに

質問一つを挟むことで変換することができます。

 

これは、自費説明以外にも、歯の啓蒙や診断結果説明などすべてのトークで使えます。

一方的に話を聞かされると疲れますが、間に質問を投げかけて会話のキャッチボールを成立させることで、聞き疲れ(これも売り込みに感じる)を無くすことができるのです。

 

ぜひお試しください。