歯科が介護事業をする上での留意点

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全国介護歯科協会の前田です。

歯科医院が、例えば訪問介護やデイサービスなどの介護事業をする上での留意点について書こうと思います。

最近、歯科医院の先生方から、「新しく介護事業を行いたいがアドバイスしてもらえないか?」という依頼が多くなってきました。
すでに、我々の会員でも、訪問介護やデイサービス、サ高住などを新規事業として行っているところもありますが、うまく成功させる上でのポイントは、「新規事業の核となる信頼できるスタッフがいるか否か」です。

医療と介護は、隣接した業界とはいえ、業務内容も必要な知識なども全く異なります。
そうした中で核となるスタッフがおらずに、何かトラブルが起こった場合に、
院長先生は指示できるでしょうか?
・・・できませんよね。。 (人として)とか(一般的には)などの本当に当たり前の内容でしか指示ができないと思います。

また、核となるスタッフの能力が低い場合も同様の問題が起こってしまいます。

つまり、何かの新規事業を行う場合には、その業界にある程度精通できていて、人間的にも問題のないスタッフがポイントとなります。

そういった意味では、訪問歯科については、これから訪問歯科を始められるとしても、院長が歯科治療については精通しているという点で、他の介護事業とは全く異なるといえます。