全国介護歯科協会の永山です。
今回は「介護施設の種類」について書きたいと思います。
訪問歯科スタートアップ勉強会でもよくお話する内容なのですが、
ご存じない先生がほとんどです。
デイサービス、グループホーム、ケアハウス、特養、老健 etc...
『 聞いたことはあるが、一体どういった施設なのかわからない 』
という方は多いのではないでしょうか?
まず、施設の種類は大きくふたつのカテゴリーに分かれます。
『通所型』 と 『入所型』 です。
『通所型』はその名の通り、通って利用する施設のことで、
ポイントとして
・ 他の施設に比べ、比較的お元気な方が多い
・ 基本的に寝泊りはできない
・ 通所型施設では訪問歯科は成り立たない
※訪問歯科は対象者が寝泊りしている場所でしか成り立ちません
ことが挙げられます。
主な種類としては「デイサービス」や「デイケア」といったものがあります。
【デイサービス】
・ 朝10時くらいから夕方16時くらいまで利用者を預かる。
※ 家族負担の軽減
・ 基本的に行きも帰りも車で送迎。
・ 午前中に入浴、お昼ご飯を食べて、午後はレクリエーションをする。
【デイケア】
・ デイサービスと時間や送迎などほぼ同じ仕組みだが、
目的がリハビリ(身体機能の維持や回復)である点が違う。
※ レクリエーションの代わりにリハビリを行うイメージ
どちらも月・水・金や火・木・土といった形で、ケアプランに
基づいて利用されているケースが多いようです。
前述したとおり、通所施設内で訪問歯科を行うことはできませんが、
休みの日や施設から帰ってから自宅にて診療することは可能です。
まれに通所型施設から診療に来てくれないか、という問い合わせが
あるようですが、その際にはきちんと説明できるようにしておきましょう。
次回は、『入所型施設』についてお話したいと思います。
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