取っつきやすいか取っつきにくいかと言えば、
かなりの取っつきにくさだった。
アメリカ企業のCEOが書いた自伝に近い本で、
かつ、その企業のファンかと言うと、全くそうでもなかったから
感情移入が非常にしにくかった。
しかし、300ページ以上の本を読んだ意味が十分にあったと思う。
① せっかくスタッフから薦めてくれた本は、経営者として読まない訳にはいかないし、読後感を共有できるのは関係を深める良いきっかけにもなる。
それは、本を教えてもらってから出来るだけ早いほうがいい。
② 読み進めていくうちに、(これは絶対に自分からは手に取って読まない本だ)と気づいた。逆に言えば、自分が手に取っている興味分野の境界が見えたこと。本を読んで知識を広げているつもりが、どうも本を選んでいる時点で知識の幅に制限をかけていることに気づかされた。
③ そのうえで、特に終盤にかけて面白さがあり、アメリカのダイナミックな経営手法について興味深く読ませてもらった。資本主義の総本山であり、交渉や契約の本場である臨場感が伝わってきて、日本の商習慣を頭のなかで相対化することもできた。
さあ、来週早速その本の感想をスタッフと話してみよう(^^)!