全国介護歯科協会 ブログでタグ「訪問歯科 経営」が付けられているもの

全国介護歯科協会の前田です。

 

2012年の保険改正でも訪問歯科はかなり優遇されるという情報が入ってきています。

今後、さらに訪問歯科をはじめられる歯科医院が増えるのではないかと予想しています。

 

訪問歯科は確かに医院経営にはとてもプラスになる強力な事業です。

しかし、訪問歯科を単なる売上アップとだけ考えていると、絶対に成功しません。

 

訪問歯科では、歯医者にいけない患者さんが首を長くして歯医者さんが来るのを待っています。

それこそ切実に助けを求めている方々です。そして、今までの日本を支えてくださった先輩方です。

そうした方に、利益目的で診療を行っている姿勢は必ず見透かされます。

 

先日も広報活動を行っている中で聞いたあるケアマネさんの一言。

「この前、訪問歯科の営業の方が来られて立派なことを言うので頼んでみたら、とんでもない!

 もう二度とあそこには頼みたくない。」

きっと、利益追求型の診療を見透かされたからでしょう。

 

訪問歯科に大切な姿勢は、「この方たちを助けたい!」と心から思えるかどうか。

そのような姿勢をもった訪問歯科は、地域からの感謝とともに、必ず軌道に乗っていくかと思います。

 

訪問歯科を軌道に乗せる上で最も大切なこと、それは「愛」だと私は確信しています。

私たちもそのような愛ある訪問歯科をサポートしつづけたいと思います。

全国介護歯科協会の前田です。

さて、今回は訪問歯科のタイプについて書こうと思います。

歯科医院によって色々な違いがあるのと同じように、訪問歯科にも

色々な違いがあります。

最も大きな違いは、人員体制による運営方法の違いです。

歯科医師が院長先生1人の場合、勤務医もいる場合、

衛生士が院内で十分に足りている場合、不十分な場合など。

人員体制の違いは、訪問可能日・時間帯に表れます。

終日365日訪問が可能なのか、昼休みだけなのか、それとも曜日限定なのか。

もちろん、理想は365日訪問体制ですが、今の人員体制からまずはできる範囲で進めてみてはいかがでしょうか。

その分、ケアマネやご家族に連絡を頻繁に取ったり、治療報告を十分にするなど、他ではなかなかできない工夫をする、その工夫がその医院の評価される独自性へと繋げていけばいいのではないでしょうか。


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